鱗の裏に海をかくしてた21

本日の屋島

なじみのヘルパーさんが朝のとりたて野菜をどっさり、私の自転車のハンドルにかけてくれていた。

重すぎて黄色いマウンテンバイクは倒れていた。

その声のかぎりに


シュワシュワと炭酸を撒き散らしつづけるがごとく、蝉が叫んでる。
狂いに似ている。鳴く彼らも聴く吾も。