2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

さようなら睦月

昨日コインランドリーでふかふかにしたふとんのせいで、近日では稀にみる良質な眠り。目をゆっくり開けたら窓から白い雨の朝だ。 県学会のため、できたら行きたくはない街までR君に乗ってゆく。仕方ない。行動のなかにのみ現実がある(サルトル)のは間違いな…

それぞれの時間がもたらしたひとつの結果です

本当は今も、五里とはいわない長い霧の中を、うろうろと頼りなくせわしなく徘徊している。何か見えませんか、誰か居ませんか、と。ときどき疑わしいほどに晴れる。でも次に覆われたとき、ますます濃くもなっている。自分の過ごしてる毎日は、付け焼き刃の連…

あれから何度目のまるい月

早く寝たって遅く寝たって朝は厄介きわまりない。先輩いわく、冬季うつ、あるいは春眠不覚暁だそうだ。<本日の屋島> 名前のつかない一週間だった。細切れの事象に追い立てられるようにして過ぎた日々は悪くない。むしろ、いまは、すこし良い。しかし、ここ…

毎週木曜日はぬるい朝だ。<本日の屋島> 屋島も跡形なく消えてしまった。 栄養士さんと仕事。食を極めるというのは、素敵なことだ。 感情失禁という概念を、いまだ明確には理解できていない、と知った。その起序何如ではなく、現象そのものについて。お昼ご…

朝、弱い。 仕事があるからという理由によってのみ起き上がる。なかったら私どうすんだ。眠り姫か。<本日の屋島> 空は依然高く、春はいまだ遠く。 その人のところには、昼すぎにゆく。暖かい部屋のなかで大抵その昼寝が終わるころにゆく。彼女と話す時間は…

夜更かし→暁全然覚えず。不良パターンスパイラルにはまりつつある。昨日は読んでしまった。シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)作者: 竹内薫,竹内さなみ出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/11/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 97回この商…

さて、仕切なおしの月曜日。 この週末から、いくらか新しいタームに入ってる気がしている。受容の段階でいけば、2ステップ目みたいに。人間は悩めるだけの悩みしか悩めないという。悲しめるだけの悲しみしか悲しめないと。 私の言語の限界は、私の世界の限界…

P.M.5:30 光る高速道路の分岐点で過去に出会う

本日、免許証更新! とうとう5年金色! 日曜日の力だ。夥しい数の人波の真ん中に乗って動くのみ。 予定通り、父母&伯母と市内の豆腐料理専門店『豆匠』へ。すごい坂の上にあった。240000km走破中の父のFit、4人も乗せてよく垂直坂を登ったもんだ。通された…

忘れたいものとして、嫌な記憶より愛おしい記憶が増えているのは、困りはてる。今朝はそんな夢を浴びるほど、浸かるほどに見ました。起きて動いてるとき、私はそれらから自由になれているのに、油断した眠りにはたっぷりと入り込んでこれるみたいだ。イヤナヤロー…

たとえば、歩きだす、窓辺から

R君のフロントガラスが凍りついていたのは、今年になって今朝で3回目。 2回目のとき、血迷って車内にあった梅ジュースをかけた。あれきっと良くなかったな。 <本日の屋島> 屋島が赤むらさき色に映えだしたら、春に向かっている。たった1年半しかここに住ん…

何度目の雨かを数えていこう

気味の悪いあたたかさに、不信感を覚えながら眠っていたか。身体がぐたり、とするような夢ばかり見た。窓のそとは灰色で、私の嫌いな雨が、朝方までここに降っていたことを知る。 はやく、雨を好きだといえる格好良い女になりたいものです。<本日の屋島> …

1月の春霞に魅入られたことがあるか

しばらく自転車に乗っていない。車から出て、眼下に拡がる霧の海を見ている始業わずか5分前。<本日の屋島> …見えないから、だいたい屋島があるあたりを写しただけの絵。 だけど、こうして毎日写してゆけばわかる。私は二度と同じ空を見ていないこと。繰り…

今夜の月について話をするひとがいない件

普段の私の生活圏内であるところの〔世界〕に、さて身体が適応するかどうか、小さな恐怖を大事に連れて、職場に出かけた。桜のつぼみが早くもその存在感を示しだしている。彼らは、あのか弱い花びらに似つかわしくなく黒々した衣を幾重にも着て、ずんぐりし…

誰もいない庭に住みたかったんだ、でも

おととい夕方のぶり返しがあったので、今日まで仕事を休む。主任は7時半には職場にいて(おそらく半袖だ)、おう食うもんはあるか?そうか、出てきたら焼肉食わさにゃならんなあ、と早口に言っていた。 今日は、私の私による私のためのリハビリだわ(笑 朝から…

これを光と呼ばずしてなにを光と呼ぶものかは

体がやや衰弱している以外はもう問題点はない。完全に乗り切ったなあ。今日は柔らかな光線が入ってきます。日曜日らしいおだやかさ、と素っ気なさ。 昨日は立ってみただけですごすご引き返してきたキッチンで、今日は梅がゆを炊く。Cから言われたとおり、カ…

はしゃぎや浮かれのなかには自己省察の要素は皆無なのだから

平熱だ!畳の部屋で乗り切るのは、寒いし辛いし悲しいから、初めからあきらめてよかった。 その分バッサイアの掌くんには悪いことをしてしまいました。暖房の効いた部屋で、葉っぱが元気をなくしてしまった。 こうなることはわかってたのになあ。わかってて…

一日中雑然とした家のなかでも学べることはあるということ

長い人生のなか、こんな誕生日があってもよかったのでしょう。 なかなかこんなふうにゆっくりと目を閉じるしかない機会はない。 薬剤師である友人Cは、大量の食糧を持ってきてくれた。ちゃんとN95マスクをして。プロやなあ。 救援物資↓ 夜中、熱は39度7分ま…

こんな誕生日があってもよい

まだ子供だから、その時間軸上の一点に頑なにこだわっている。14日になる瞬間という幻影みたいなもの。 だけど、つまりは連綿とした時間の帯だ。途切れないし、切り取れないし、急に晴れ渡りはしない。 その証拠に、昨日来訪した寒気団はまだここにいて、私…

また寒気団がきて、この小さい街を覆うという。彼らはしばらく居座るという。 何を思ったか、氷の朝に自転車に飛び乗る。今日こそが、自転車を選択すべきでない日ではなかったか。<本日の屋島> 晴れているのだか曇っているのだか、それは青なのか白なのか…

音階段はどこまでも

愚図ついた、どっちつかずの白い空に負けた。今日は自転車をお休みする。<本日の屋島> 仕事仕事! 追われる時間のなかで、押し付けがましいほどのやさしさ。怯みたじろぐけれども、それが運命かもしれないと思って受け入れる。いま現在進行形で起こるすべ…

可愛そうだなんて思ってあげないって そうだ。 結構いろいろ持っているのだ。明日からまた始まる仕事も たくさんの言葉も、それを与えてくれる友人も 版画を教えてくれる父母も 以前フルマラソンを走っていた足も 好きな絵も、好きな服やブーツもここから出…

この重みをまた覚えていけばいい

うまれた月に導かれたか、とうとう埼玉までやってきた。朝の空気が清々しくて、歩く道は鈍く光っていた。Hの話し方は以前と変わらず、Iの背はまた一段と伸びた。A氏の声は、B'z『流れゆく日々』のコーラス部分にますます似てきていた。空は抜けるように高か…

青く青く、散らかる部屋のなかは

感情のジェットコースターとはよく言ったものだ、と思う。嫌な感情がつぎつぎに、波みたいに、身体の奥深くからやってきては皮膚の裂け目から染み出していく。それを吸い取り紙でひとつひとつ押さえて、やわらかいその紙に灰色の染みを付けていく。 よく眠れ…

海をわたる電車をみたら少しだけ息ができなかった

昨夜友人Mとの電話のあと、泥のように眠る、というのを久々にやった。友人Mが「それはね、"ハク"がついたんよ」と言い、私は阿呆みたいに「そうかあ」と言った。「階段を上ったんよ」とMが言い、「それならいいかあ」と私は言った。夢では、あの大好きなバイザーが歌…

カナリアについての一考察

眠ることのないまま、朝になっていくそのさまを時々布団から顔を出して見ていた。明るさとは、ずいぶんやわらかいものと知る。知る。 やさしさとは、許し合うことを知る最後の真実、という歌詞。この期に及んで、唯一のカラオケ十八番をなぞっている。長い間…

終わりとその先に

強い風が吹いてる。12月とは明らかに違う清々しさを連れて、今日も朝が来ます。<本日の屋島> その人の変化に気づいていなかった。病棟のトイレまで歩けなくなっていた。 普通の歩行器を使うことはもう難しかった。使えるような歩行器を探した。寒いのに汗…

今日もまた光る街の上で

夜半すぎから、爆風と呼ぶに相応しいのがやって来て、荒れ狂っていった。 おかげで今朝の屋島は驚くほどに美しい。 <本日の屋島> 碧いと形容するに過不足ないですね。 午後からは、新年になって初めてのM氏。 正座ができた。 感激!と80をとっくに越えた彼…

雨の庭は黒に染みて

新年 仕事始め2010年の初仕事をしてきました。 今年も偉大な先輩K氏にはお世話になり続けるのであろう。仕事を始めてからこちらの2年間で、私にとっては一番長い時間を一緒に過ごしているひとだ。旦那さんと子供たちを抱えている彼女にとっては、一番長い時…

日だまりの部屋にて

穏やかな一日でありました。陽光が織り出す壁の模様がきれいだったので、良い気分で座っていました。 今朝きちんと時間通りに出勤したあとは、今年一年のライフワークを始めてみた。 出勤、て言ったって、今日は本業ではなく、受付嬢という名の自由時間。 箱…

山茶花はいよいよ白く

私の冬やすみは最終日であった。朝寝も夜更かしも今日まで。暴飲暴食も今日でおしまい。次にAM11:30まですやすや眠るのはいつのことになるのやら。次に一升瓶空けるのはいつだろう。あすからまた節制の国家公務員に戻ります。 そんなわけで広島の実家から、…