2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

さようなら 弥生

3月のおわりにあたり、縫い付ける決まりごとに弁当生活! ?16穀米ごはん ?焼き鮭 ?菜の花胡麻和え ?だしまき卵 たぶん、映画『めがね』の豊かな食事を見たからだ。恥ずかしながら非常に影響を受けやすい。 <本日の屋島> 本日、念願の断髪を決行いたした。…

つぼみの時期を、あなたといた

朝起きたら筍ごはんが炊き上がっていた。久しぶりに朝にお米をいただく。水煮のパックを使うのより竹の子の香が強い。えぐみもわりと。おいしいです。 <本日の屋島> 薬局の有線で流れていた曲の歌詞が、ピンで心臓や肺をなぞり書きしています。なんてタイ…

嘘 みたいな軽い月

朝、跳ね起きた。文字通り跳ねた。いつも通りの腹臥位からくるると体が上を向いた。 びっくりして、天井を見ていた。天井を見ることができていることに少し驚きながら。というより、私は長い間、天井を見る悲しさに耐えられなかったのだということに気がつき…

広島 みんな空に向かって進め

『空を目指す』のは、使い古された言葉と裏腹に、風景としていつも新鮮だ、と思います。 猫も山羊も木々もコンポストも私も、同じあたりを見ていることに今さら笑ってしまう。 まだ寝てていいよー、と父の声が外から聞こえる。パンを切ってコーヒー豆を挽い…

広島 見渡す山の端、朧月夜

昨夜のご飯がおいしくて食べすぎた…。実家に帰るたび、健康的に太る。結局、私が一番美味しいと思うのは母の作る食事だということを、26や27になってやっと確信した。原点回帰というのか、仕方のないことだ、私の体は、他でもないそれでできているのだから。…

春にして君をおもう

目覚めたとき、東の部屋が全きオレンジ色に染まる、というよりオレンジ色で充満している、という現象を今年初めて見た。ああ(そんな季節か)、というため息から一日が始まった。日の出の時刻と密に関係するということなのでしょう。ここに引っ越した春の頃、…

輪郭のあざやかな月だ

寒い雨が続きます。<本日な屋島> 本日のおやすみブレンド:かぼちゃとホタテのカレースープ とっくに「ブレンド」の域を越えたものを。優に3食分は作ったはずなんだが、明昼の弁当分くらいしか残ってない…。夜中に食べたらいかんもん食べた感じやね(-_-;) で…

青は絶望の色

いつからだか、一週間に一度だけ、朝ベーカリー・ルヴァンに立ち寄ることを自分に許している。だいたい週の終わりの金曜日にご褒美として焼きたてパンを買うけど、今週はなんか早弁気分で、水曜日の今日はやくも立ち寄ってしまった。朝のルヴァンは、無口な…

なみだ雨 桜の凍りづけ

<本日の屋島> 寒い… 本日のおやすみブレンド:ピンクグレープフルーツのホットカルピスヨガの後、たまたま見たオレンジページに作り方が載っていた。つい帰りの24時間スーパーに寄り、ピンクグレープフルーツとカルピス原液を買ってしまってた。なにやらカ…

花をさがして歩く今日

ひやり肌寒いけれど、それなりに春の日々は続く。 開花が報じられたことを携帯ニュースが知らせるまえに、花を探しに出かけた。 満開の桜やはらはらと散る桜を愛でに出かけたことなどおよそ歳の数に迫るけれど、花を探しに出かけたのは初めてだったのでない…

ねえ、どこかひとつだけ変えていいなら

もうひとつき経たないうちに、母になっていく友人に会いに。 母になるまえの彼女に何故だかどうしても会いたくなって、新幹線に乗ってきた。黄色い花束を買っているうちに、「いつも通り」約束より遅くなってしまった。もう4年間も会ってないのに「いつも通り」…

幕張 春の嵐

一日中、春の嵐という特権を与えられた風が吹き荒れていた。 春の海を見たいと思った。見たい見たいと願っていた。 左右方向に青が広がり、奥行きはあまりなくて、白い波が際立つ、湿った風がやや冷たい、砂の音がぱちぱちと渇いた、それを見たいと思ってい…

それは択ばれなかった物語

具だくさん味噌汁は、かなり元気が出ますよ。最近春に酔ってなんでも入れるけん!昨夜、ケンミンSHOWで名古屋のひとびとが「昨夜の天ぷら」を味噌汁に入れて食べてたけど、あれもきっと美味しいと思う。今のうちに、叔母さんに味噌の作り方を習ったほうが良か…

デイ バイ デイ ぐる ぐる ぐる

朝が来るよ!胸に息を吸うよ! バッサイアをベランダへ。陽光をしっかり浴びて強く強く伸びろ。<本日の屋島> 自転車通勤は今日もなんとか続いている。帰り際、畑をぴょんと飛び越えてきたスーツのMSW氏に元気な声をかけられた。「今晩は何するの?」私は「と…

胸を張ってうつむけ若者!

今朝もまた質のいい眠りからのフェードイン。うーんやっぱり、しっかり体を動かして、ほんの少しお酒を飲んでから眠るのがいいみたい。今日は公立小学校の卒業式でした。晴れの制服たちを横目に見ながら、おねーさん(?)は自転車で出勤。あの頃いっちょ前に…

「あなたの手には磁石がついているみたいだった」

昨夜のラムが効いたのか、良質な眠りの泉を泳いで、パカリと眼を開けたのは午前6時。当然のように二度寝。 <本日の屋島> 手紙を印刷してくれるか、と、その人は文字盤を眼で追った。奥さんへの手紙だった。人の手紙をみることには、今も戸惑いを覚える。西…

春に3日の晴れ間なし

タイトルは、今日患者さんが私の手のひらにかいてくれたことば。文字が、掌から我が身体にしみ込んでいくようだ。 <本日の屋島> 天気は良いとはいえず、気がつくと雨が降り始めていた。さすが押し寄せる春の力は強くて、ここのところ私の嫌いな別れが連続…

広島 後悔しながら次の日が来ても真一文字に晴れた朝

実家で眠ると、「許された」夢を見る。 起きたくはないけれど、そこは私の住む世界ではない。 春の散歩道には 黄色い花冠が〜♪今日もまた、母と共に犬たちの散歩道へと繰り出す。 オーライ!私たちの道は続く♪ あの向こうの丘に見える三角の屋敷が我が実家。 …

広島 ベッドに沈み込む眠りの続きは単調な曇

かろうじて午前、という時間に起床。朝早く、父が出かける音を耳にしたけれど、私が沈む眠りの淵からはい上がることはなかった。 さて、まだたっぷりとした雪の残る我が家。写真右上に、ねこさんたちの塊が… 違う角度から近づくと、こんな感じ。着々と増殖し…

いつからか冷静ではいられない渦のなかに生きて在る

昨日と同じ程度にはあたたかい朝。今日は午後に患者さんと味噌汁をつくる約束をしているので、朝から一度自分で作ってみる。讃岐の白味噌を初めて買ってみた。甘いのもなかなかいいもんだね。<本日の屋島> 人は流れ流れて、私の働く部屋を通りすぎていく。…

葉ゴボウの種は旅をする

内示の日だ。 昨年5月提出の希望書に書いた異動は通らなかった。少しだけ、安心した。 また一年、この高松の地で根を張りましょう。またここを去る日も来ることを知っているけど、それを恐れて根を張らないでいることは、私にはできない。 かなしいけど 美し…

なごり雪の降る街のうえ、の光り、の雲、の裾、の下、の私

母の62回目の誕生日だ。 私の母の。 啓蟄というのだ。この時期のこと。虫が動き出す季節のこと。母はその季節にうまれたことを誇りに思っている。昔から。むしさんがうまれるのと同時に、おかあさんもうまれたのよ。おかあさんは、むしさんと一緒よ。自然に…

サンガツココノカ 春の雪 凍りの枝 霙の花

みぞれふる こえだにひかる つゆのはな 俳句な、と言って、朝一番にリハビリ室に来たその人は詠んだ。私が驚くと、看護師の川柳も作ったのだと言って、披露してくれた。窓の外は、重たい春の雪が落ちていた。 寒の戻りと皆が口々にいうなか、春の恵みは届け…

どこにもいかないで、ここにいて

変化を嫌う心を引きずって歩いている。だれかさんの毛布みたいに。<本日の屋島> 楽に死ねる方法知らん? と、聞かれた。 何が求められている答えで何と答えるべきか、を考えてしまう私には、何も答えられなかった。恥ずかしいかな、曖昧に唸るだけだった。…

神戸 やがて忘却という名の雨

朝4:30 昨夜のフォーマルスタイルのままで、ベッドに倒れている自分を発見する。 さっきまで、目の前にいたMが居ない。 今、自分を押し潰そうとしているのは、さみしさだと自覚した。まだ明けない神戸の空気のなかで鮮やかに、あーさみしい!!と、思った。…

神戸 私たちは常に、出会うのだ

5:30 起床 1時間ほどゆらゆら眠った。 冷たい雨が続くけれど、高速バスは我々を乗せて一路神戸へ。 14:00 結婚式開始 いつも思うけれど、新婦が親とバージンロードを歩いてきて、それを静かに待っている新郎の手をとるまでの数分間は、実に神々しい。そのス…

近づいてくる幸せのパラダイム

明日までにやることを、大量に残して朝。意外によく眠った。たぶん、昨夜のアロママッサージがかなり効いた。吸い込まれるように眠って、霧が晴れるように起きた。1ヶ月に1度くらい通いたいなあ。 夜、友人Mが来香。高松駅まで迎えにいく。いつか見ていた道…

カサ・ビアヘーロスから8年 突然メキシコに行きたくなる

降ったり晴れたりいそがしい空さんだ。 さくらんぼの桜、と先輩は呼ぶのだが、ここ3日ほどで連鎖のようにつぼみが目立ちだした。 疲れている、 を自覚する。 わたし病んでる、 は苦手な言葉。私は大人で、弱くない。メンテナンスするのだ、自分の体くらい。…

あかいもうせん みみにのこるかるま

<本日の屋島> 彼は、スイートコーンの話をする。かつてカリフォルニアの大地を耕した、その短い両手をひろげて。目をキラキラさせて。しびれの残る太い指先で、苗の柔らかさを語る。大事そうに、愛おしむように。 彼は言う。悪びれもせず、笑いながら言う…

菜たね梅雨 一年前にみた菜の花の床は異様に明るい

花粉が最高に多いと、先輩が泣いていた。春の朝日で青麦を撮影すると、こんなに音のない絵になるのだ。世の中は知らなかったことだらけ。 昨年から担当していた患者さんの上限日がやってきて、彼女の鮮やかなリアクションが見られなくなった。私の人生相談も…