2010-03-02 菜たね梅雨 一年前にみた菜の花の床は異様に明るい 花粉が最高に多いと、先輩が泣いていた。春の朝日で青麦を撮影すると、こんなに音のない絵になるのだ。世の中は知らなかったことだらけ。 昨年から担当していた患者さんの上限日がやってきて、彼女の鮮やかなリアクションが見られなくなった。私の人生相談もできなくなった。あせらず 彼女のくれた葉書には頼りない筆圧で、ひとことだけが残されていた。一瞬声がつぶれた。 すこしドライブして帰った。かつて、こうやって好きになっていった街があることを思い出してた。