向かい風にぶつかってドッカーンて泣いて 朝になって全部わすれた
なぜこんな古い歌が頭をぐるぐるエンドレスで回るのか。正解は、春だからです。
<本日の屋島>
明後日の朝早く、日の出るか出ないかの頃、高松を出てゆく人がいる。大切な友達や仲間に引き止められながら、子供さんの住む遠い街に越していくことになった。
今日、ふたりで屋島を眺めた。私たちは並んで20分くらいぼんやりしていた。鳥取の大山に似ていますかねぇ、とふいにその人が言った。私は、似ていると思います、と咄嗟に答えてしまった。あまり詳しくはないのに。
中国地方に越した彼が、大山を見たとき、屋島を思い出しますように。大山が屋島に似ていますように。この地を去る彼が、どうかどうか寂しくありませんように。
身体の麻痺も頭重感も疲労も、私の体を通してはわからない。ただくっきりとわかるのは、愛しい場所を去る喪失感だけだ。
かなしくて、家に帰って本を探した。
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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本日のおやすみブレンド:ラム入りココア
base:バンホーテンココア
plus:ミルク 生クリーム ラム酒 シナモンシュガー
今日見つけたFamilyMartの新商品でかなりヒットだったコレ↓やばい、毎日食べそうだ。
深夜、専門学校時代の友人から予期せぬ長いメールが来る。落ちついた端正な彼女らしい文章で、挨拶や近況が綴られていた。人間失格を見に行こうかどうしようか悩んでいる、とメールは結ばれていた。
彼女ともっと仲良くなれていたらよかった。いや、今からでも遅くはないか(^_^;)
また私も長いメールを返そう。