名なき日々よ!11
34日目の弁当箱
・白ご飯
・紅しゃけ ・きんぴらごぼう
・ほうれん草お浸し ・切り干し大根の煮物
本日の屋島
仕事柄日々繰り返される出会いのなかで、今でもファーストコンタクトはとても苦手なままだ。ただ、苦手というのと下手だというのは、多分同義ではない。そりゃもちろんうまくいかないときも多々あるけれど、だ。
今日、人生で初めて一瞥のみで一人っ子だと見抜かれた。なんでだ。他の人のことは知らないが、私個人には一人っ子というラベルに深くて高く広くて厚いコンプレックスがある。それは生きてきた長い過程で作り上げられたものであるがゆえに容易に崩せない。いきなりの「あんた一人っ子やろ」発言にちょっと怯んでちょっと落ち込んだ。でも、その人はこの上なく気に入ってくれた。「わたしあんたみたいなんわりと好きよ」と言ってくれた。そうか一人っ子に乾杯してもいいのか、こうして一度くらいは。