泡の内から空をみる2
本日の屋島
ねえ
与えられることと
失うことは
同じ重さ
らしい
星野富弘『種蒔きもせず』椿より
屋島を離れる日は、つらいだろうな。
どちらかと言えば関係が良好に推移してきた患者さんから、「あんた人の顔をじっと見る癖があるやろ」と言われた。正直なところ、そんな癖はないのだ。それはむしろ私が彼女に対して抱いてきた感想そのものだ。そして知る。人間とは、どれほど鏡合わせでいることか。鏡合わせでいることは、どれほど関係を均衡に保つことか。
よるみる
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人はみんな産まれてから、死ぬ途中でしょう。
という台詞をクロエがいうんだけど、確かに私たちは今まさに死ぬ途中。それは絶望的な考え方のようで、実は真逆だ。恋人が病で死を目前にする、という設定をありがちだなどとどこかで思っていた自分が恥ずかしくなる。すべての物語は死にゆく途中という点で共通である。いままで見る気になれなかったけど『余命一ヶ月の…』見てみよう。