君の匂いが好きだった14

本日の屋島

思い返せば今年の初め、体力も気力もミニマムに縮小していた灰色の冬の日、出会った患者さんがその人でした。その部屋に行く度、不思議に心地好い疲労感を抱えて帰ってきたのを覚えている。
退院後も「運転免許更新まで」という期限を設けて、長い間顔を見せてくださった。本日「免許更新無事に終わったよ、ありがとね」と。
闇に放り出される感覚が、少なからずあるんだよ。いつも私のほうが。

またたび隊は夢を見る

さて、島への出発は明日に迫りました。なんとか旅に出られそうではないか。
ちまちまとマイトランクに荷物たちを詰め込む。あんまり物は要らないのだろうけど。映画『めがね』でも、小林聡美がトランクをまるごと捨てるシーンがあったもんね。

ひとり、旅立ちの前夜を祝う。
サリュー!