2010-12-29 深夜のまな板 光る烏賊の背中14 年末デイズ 昨夜、必死の思いでたどり着いた実家に正しい年末はなく、通常のくらしを繰り返す。 職人の朝ごはんを食べ、犬の散歩に出かけ、父の挿絵の手伝いをする。贅沢に陽射しを取り込む暖かな部屋で、もくもくとペンを動かす。苦は全くない。むしろずいぶん前からこれを楽しみにしている。散歩道は変わらず。 彼の顔も変わらず。 手伝いも変わらず。変わりなき こともなき世を 変わりなく