深夜のまな板光る烏賊の背中15

年末デイズ

高松にある愛すべき珈琲店の店主さんとそのご家族が、広島まできてくださる。遠路をはるばると。
もともとはスノボしよう!って流れだったのが、県北が恐ろしく寒く荒れているので回避。あたたかな宮島観光に変更となる。広島駅で拾ってもらい、そのまま国道2号線を西へと。
しかし一日よく笑った。車内にずっとNHKラジオが流れているのも、なんだか好きだった。みんな、うつらうつら。
それに、あんなに美しい宮島は何年ぶりだろう。

おそらく今年最後になるおみくじは、凶×2・末吉×2で、慰め合いの精神を学ぶ。あと二日の効力よ!と苦笑いしながら高い高いところに結んだ。

お腹いっぱい食べて、鹿を冷やかし、満足して帰るフェリーのなかから。海がたゆたうのは瀬戸内海だからです。たゆたうという言葉の似合う海を他に知らない。