福岡 薄日さす晴 最後の最後に雨

09:00 おかしな夢でもがいている途中、Aの声に掬いあげられる。Sとの約束どおり、Aと私は10:30の香椎駅へ。長旅の予感と淡いわくわく感からミスドで3人分のドーナツを、am/pmで飲みものとチョコレートを買い込む。

Sに拾ってもらい、まずは北九州市へ。
久しぶりにあうIは、手作りのココナッツ入り生チョコを持って、マンションの下に立っていた。どうやらお福分けだったみたいだ。幸せそうな彼女をみた。

次は出掛ける直前だというMをキャッチ。頭脳明晰な彼女の苗字をSは知らなかった。急いで確認。Mは変わらない落ち着きを湛えて笑っていた。

早々、北九州市を出て西へ。休みで家に居るというU をキャッチ。彼の功績は、昨夜のYと二大巨塔を成した。ただただ頭が下がる。そしてちょっと競争心芽生える。

更に、西へ南へと走り、九大病院でKとNに再会。Kのおかげであの広い九大病院の迷路をくぐり抜け、果てはNのノリの良さに全員knockout。
笑顔で手を振り見送ってくれたふたりに名残は尽きないけど、次は博多駅。Hをキャッチ。相変わらず物腰の柔らかい彼は、自宅マンションロビーにて住民の好奇の目にさらされつつ応じてくれた。

本日ラストは南区。言わずと知れたR&Y&Mのきれいどころトリオを訪ねた。ガールズトークは尽きず、私はほんの少し5年くらい若返りたいと思ったとか、思わないとか。


気がつけば、朝のドーナツ以外まともな食事もとらず、走り回っていた。最後SとAと3人で、ささやかに餃子やさんで打ち上げした。私の夜行の時間が迫ってバタバタしたけれどね。

楽しかった。会えて嬉しかった。単純で凡庸だけど、それだけだ。会えて良かった。会えて良かった。会えて良かった。会えて良かった。会いに来て良かった。確認するように繰り返している。



この旅に、何て名前を付ける。
夜行バスのなかでこの週末のほとんどを一緒に過ごした愛すべき友人Aと友人Sに長いメールを送った。そのあと、この旅の名前をつけようとして、やめた。名前をつけたら、旅は終わってしまうからね。また来るのだから、ひとりでも帰れるわ。


まもなく携帯電話の電源が落ちて、私も眠りに引きずり落とされた。