名なき日々7

慟哭息苦しさ無力やりきれなさ虚無のアイテムはたくさん詰め込まれている。


悲しさと苦しさのどちらかを選べと言われたらどちらかな。苦しさのほうがいいとぼんやり思う。

みんな救われたい。
どうしたって傷を負った自分が1番痛い。醜い。でもそれは真実だ。



夜、最終列車で高松に帰る。遅くにあがってきた爪先様の月の頭にポチンと星が乗っかっていた。あれを見た人間は、今夜何人いるのかな。不思議な月だったよ。