鱗の裏に海をかくしてた24
天空の街を抜けて
朝起きてすぐ、露天風呂へ。もしかしたら自分は比較的寝起きが良いほうなのでは…とハイレベルの友人Aを見ながら思った。
三人で地図を広げて、本日のルートを決める。来た道を逆に辿り、途中で金毘羅さんに寄る案もあったが、どうせなら進んでみようというわけで、ふたつのかずら橋を抜けて奥祖谷へ。天空の街と呼ばれる集落は、ただただ夏に包まれてそこに佇み、その先鋒は空に続いていた。
マチュピチュみたいだと友人が言っていた。
剣岳へ
その昔、ここを忍んで通っていったはずの平家の落人に思いを馳せながら、我々は剣岳へ。予てより登ってみたいと思っていたので、雨にも負けずリフトに乗り込む!
さすが中四国で第二の高さを誇るだけあって、サンダルで登るには威圧的すぎた。「自然は、崇め畏れるべき」という友人Nの言に従い、あっさり諦める。
そして高松デイズ
剣山を後にした頃から怪しくなりだした空模様だったが、徳島を抜ける小さな国道を行くうち、狂った滝みたいな雨に。昨年長崎に行った際、アクセルを踏む足が攣るような豪雨の洗礼を受けているせいか、それほど焦りはしなかったけど、しかしR君よく頑張った。
県境まで来て香川県の空を見たら、あまりに緩い色で笑ってしまった。
高松まで戻って夕凪をみたあと、お決まりの『うどん本陣山田屋』で豪華に食べた♪