深夜のまな板光る烏賊の背中3
また同じ夢を見た
と思うとき、例えば昨夜の時点でその夢は潜在的にでも私の世界に存在していたのか。それともこの回の夢にて何度も見たものとして発生したのか。
ということを、もうずっと昔から悩んでいる。
ということを、これまでごく少数のひとに、例えば相談したり、例えば何気なくうそぶいたり、例えば押し付けてみたりした。優しいひとたちは、一応の興味を示したり、同調したり、苦笑いしたりした。
だけど、多分だれひとり覚えてない。そんなことは矮小でどうでもよいことなのです。それは私もよく知っている。
だけど、このひねり八の字みたいな謎掛けに、もう20年ちかく捕らえられている。
そして今日も昼までそれに費やしてた。